駅舎の屋根に取り付けられた「汽車狸」の顔。急ピッチで作業が進められている=三好市山城町の阿波川口駅

 三好市山城町の妖怪タヌキ伝説を生かして地域活性化に取り組む住民グループ「やましろ狸(たぬき)な会」が、山城町大川持の阿波川口駅を巨大タヌキに見立てて模様替えしている。JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の停車駅となったのを機に、妖怪タヌキの里として地域をPRし、観光の目玉にするのが目的。駅周辺で11日に開かれる「やましろ狸まつり」でお披露目する。

 駅舎は、汽車に化けた「汽車狸」になる。汽車狸は、2年前にJR土讃線の開通80周年を記念して会が考案したキャラクター。着ぐるみを作ったのに続き、駅舎を汽車狸にしようとJR四国に提案し、許可を得た。

 同市山城町大川持の消防団詰め所に9月から毎晩、会員6、7人が集まり、屋根に取り付ける狸の顔(縦、横各約2メートル)を作った。発泡スチロールを電熱線で削って形を整えたり、ペンキで色を塗ったりし、風雨に耐えられるよう表面は繊維強化プラスチック(FRP)でコーティングした。

 駅舎の外壁は観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に合わせて赤、緑、白、青の4色で塗り、大きなしっぽも描く。頭の取り付けは終わり、急ピッチで塗装を進めている。

 大野昌彦会長(59)=同市山城町大川持、自営業=は「かわいい駅になるので、鉄道ファンや家族連れに楽しんでもらえるはず。ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。