小学4年の女子児童にわいせつ目的で暴行したとして、徳島県警捜査1課と阿南署は9日、わいせつ略取と強制性交等未遂の両容疑で阿南市那賀川町、作業員の男(21)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2日午後3時半ごろ、県南部の路上で、下校途中の女児(9)に近づき、いきなり手首をつかんで近くのマンションそばの脇道に引っ張った。女児の腹部を殴ったが、女児が悲鳴を上げてしゃがみ込んだため逃走し、未遂に終わったとしている。

 署によると、2人に面識はない。犯行当時のマンションの防犯カメラの映像に女児を引っ張っていく男が写っていた。8日午後、現場周辺で聞き込みをしていた署員が特徴の似た男を発見。任意同行して調べたところ、犯行を認めた。わいせつ目的との趣旨の供述をしている。

 強制性交等未遂罪は、7月に施行された改正刑法で従来の強姦(ごうかん)未遂罪から名称が変わった。県警が適用したのは2例目。児童が被害者となったケースは珍しいとみられる。

 事件を受け、女児の通う小学校は、不審者に注意するよう呼び掛けるメールを保護者に送るとともに、署や地元の防犯ボランティア団体の協力を得て、下校時間帯にパトロールを強化していた。