大塚製薬(東京)の抗精神病薬「エビリファイ」の錠剤に極小センサーを組み込んだ新製品「エビリファイマイサイト」が14日、米国食品医薬品局(FDA)から米国内での販売を承認された。患者の服薬状況などをセンサーで感知する製品で、デジタル医薬品としては世界初。2018年から米国内で使用を始める。

 エビリファイマイサイトは、錠剤に直径3ミリのセンサーを組み込み、服用するとセンサーが胃液に反応して、患者の体に貼り付けたパッチ型の検出器に信号を送る。検出器は患者の服薬回数や身体の状況を記録し、専用アプリで確認できる。

 センサーや検出器などの機器は米国のプロテウス・デジタル・ヘルス社が手掛けた。両者は12年7月に連携契約を結んでいる。

 統合失調症などの患者は医師の処方通りに服薬しない傾向があり、患者の家族や医療従事者が服薬状況を把握するために活用してもらう。