黄に色づいた県指定天然記念物「境目のイチョウ」=阿波市市場町大影

 阿波市市場町大影にある県指定天然記念物「境目のイチョウ」が黄に色づき、道行く人の目を楽しませている。

 イチョウは香川県境に近い県道津田川島線沿いにあり、1960年に県の天然記念物に指定された。高さ16メートル、幹周り7・8メートルで樹齢は600年とされている。主幹が地上3メートルほどで9本の枝に分かれており、分岐近くにはイチョウ独特の気根が重なってぶら下がっている。

 根元には小さな祠(ほこら)がある。気根がぶら下がっているのが乳房に似ていることから乳神さんとして、昔は女性が母乳がよく出るように祈願したという。

 香川県さぬき市から見物に来ていた長町暢也さん(49)紀子さん(55)夫妻は「風格があって美しく感動した」と話した。