遍路に関する写真パネルに見入る来場者=徳島市の徳島大常三島キャンパス地域創生・国際交流会館

 遍路文化の歴史を文書や写真などの資料で紹介する「四国遍路展」(四国遍路日本遺産協議会主催)が18日、徳島市の徳島大常三島キャンパス地域創生・国際交流会館で始まった。12月2日まで。入場無料。

 遍路や空海に関する法具や文書、写真パネルなど140点を展示。1598年に徳島藩が瑞雲寺(現在の6番札所安楽寺)の旅行者に食事や宿を提供したことを記した「駅路寺文書」や、江戸時代に病で倒れた遍路を住民が約3カ月介抱した記述が残る「後藤家文書」は、当時のお接待の様子が分かる。

 記録が残る中で最古の外国人遍路とされる米国の人類学者フレデリック・スタール博士が八十八カ寺に宛てた礼状など、お接待の根底にある利他の精神を称賛した外国人についても取り上げた。

 安野亜実さん(15)=城東高1年=は「多彩な展示を通じて遍路の魅力を知ることができた。一度は遍路に出てみたい」と話した。