日新酒類が商品化したクラフトジン=上板町の同社

 酒造メーカーの日新酒類(上板町)は、材料や製法にこだわって少量生産する純国産の「クラフトジン」を四国で初めて商品化した。クラフトジンは昨年から国内酒造メーカーが相次いで新商品を発売し、人気が広がりつつある。日新酒類はスダチや木頭ゆず、阿波晩茶を使うことで、徳島色を前面に打ち出した。

 日新酒類が発売したクラフトジンの商品名は「AWA(あわ)GIN(じん)」。ジンの本場・欧州では麦を使うことが多いが、国産をアピールするため、日本酒の原料となる酒米の山田錦を使った。

 製法は、日本酒と同様に糀(こうじ)でコメを発酵させてもろみにし、その後は日本酒のように絞らずに蒸留させ、スダチ、木頭ゆず、阿波晩茶、国産のサンショウで香り付けした。ソーダで割り、スダチのスライスを入れて飲むのがお薦めという。

 17日から主にバーなど県内や関西の飲食店向けに出荷を始めた。当初は年間3千本の生産を見込んでいる。

 同社は「バーテンダーと情報交換しながら1年以上かけて仕上げた。複雑で個性豊かな香味を楽しんでほしい」としている。