徳島城博物館開館25周年記念の特別展「鐡華繚乱―ものゝふの美」をPRするポスター

 平安時代から江戸時代にかけて作られた名刀などを集めた特別展「鐡華(てっか)繚乱―ものゝふの美」(実行委、徳島市、徳島新聞社主催)が来年1月13日から2月12日まで、徳島市の徳島城博物館で開かれる。東京富士美術館が所蔵する国重要文化財指定の太刀など30振りを展示し、武士の魂といわれる刀剣の美しさや歴史を伝える。徳島城博物館の開館25周年を記念した企画で、遠藤彰良市長が21日の定例記者会見で発表した。

 展示される重要文化財は太刀3振り。「銘 有綱(ありつな)」は平安時代後期に伯耆国(鳥取県)で活躍した名工・有綱作。「銘 一(いち)」は鎌倉中期に備前国(岡山県)の刀工集団「福岡一文字」派が鍛えた。「銘 備前國長船住近景(びぜんこくおさふねじゅうちかかげ)」は備前国長船派の近景が、南北朝時代の1335(建武2)年に制作したことが刻まれている。

 このほか、今回の特別展が初公開となる室町時代中期の刀「銘 和泉守藤原兼定作(之定)」などが並ぶ。古くから優れた刀工を輩出し、「五箇伝(ごかでん)」と呼ばれる備前、大和(奈良県)、山城(京都府)、相州(神奈川県)、美濃(岐阜県)で作られた刀剣が一堂に観賞できる。

 徳島城博物館は「五箇伝の刀剣をそろえた展示は全国的にも珍しい。産地や時代によって違う形状、色合いなど美しさを見比べてほしい」としている。

 刀剣以外には、蜂須賀家初代藩主・至鎮(よししげ)らが所有していた甲冑5領(徳島城博物館蔵)などの武具類も展示される。

 入館料は一般千円(前売り800円)、大学・高校生800円(同600円)、中学生以下無料。前売り券は27日から徳島新聞社事業部や県内の主要書店で販売する。問い合わせは徳島新聞社事業部<電088(655)7331>(平日午前9時半~午後5時半)。