来場者に作品の解説をするグリブルさん(左)=吉野川市山川町のいんべアートスペース

 国内外の芸術家を吉野川市に招いて阿波和紙を使った創作活動に取り組んでもらう「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」事業の作品展覧会が、同市山川町で開かれている。参加した芸術家4人が仕上げた独創的な作品に、来場者は興味深そうに見入っていた。12月5日まで。

 いんべアートスペース(山川町建石)には3人が展示。米国のバレリー・ハモンドさん(65)は和紙と藍染を融合した作品を手掛け、同国のリシェル・グリブルさん(26)は市の巨大地図を作った。神奈川県藤沢市の風間直実さん(44)はシルクスクリーンの技法を使って個性的なデザインを描き出した。

 麻植郡農協倉庫(山川町町)では、フランスのソフィ・パスカルさん(58)が薄い紅色の模様を付けた和紙と照明を用い、幻想的な空間を演出している。

 美馬市穴吹町穴吹の主婦?山伴子さん(68)は「美しい作品ばかり。さまざまな表現方法を阿波和紙でできることが分かった」と話した。

 4人は10月下旬から滞在し、約1カ月間かけて制作した。

 阿波和紙伝統産業会館主催。開館時間は午前9時から午後5時まで。月曜休み。入場無料。