ゴッホの「ヒマワリ」が展示されるスペースの完成イメージ(大塚国際美術館提供)

 来年3月21日に開館20周年を迎える大塚国際美術館(鳴門市鳴門町)が記念事業の一環として、原寸大の陶板画で再現したゴッホの「ヒマワリ」7点を、同日から常設展示する。いずれも花瓶に挿されている作品。同館によると、実物は世界各地の美術館が所蔵しており、7点を比較しながら鑑賞できる試みは世界でも類を見ないという。

 展示されるのは、ゴッホが1888年8月~89年1月に描いた作品。地下1階の近代ギャラリーの一角に飾られる。

 同館によると、ゴッホはヒマワリを題材とした作品を多く描いており、十数点が現存している。花瓶に挿されている作品は6点が残っており、東京や米国、ドイツなどの美術館が所蔵している。

 このうち、大塚国際美術館はオランダの美術館にある1点と、大阪の実業家が所有し太平洋戦争の空襲で焼失した1点を陶板画にして館内に展示している。同館は現存の残る5点の制作を進めている。

 同館は「各国の美術館で所蔵されている実物は、貸し出しされることがほとんどない。陶板画だからこそ、一堂にそろえることができ、徳島にいながら世界中に点在するヒマワリが観賞できる。ぜひ足を運んで魅力を堪能してほしい」としている。

 同館は1998年3月21日に開館。16年度の来館者数は、38万1千人で過去最多だった。