太龍寺周辺の遍路道を英語で紹介したパンフレット=阿南市水井町

阿南市加茂谷地区の住民らでつくる「加茂谷へんろ道の会」は、四国霊場21番札所・太龍寺(同市加茂町)周辺の遍路道を英語で紹介するパンフレットを2千部作った。外国人の歩き遍路や史跡巡りをサポートし、地元の遍路文化に触れてもらうのが狙い。遍路道近くにある勝浦、那賀両町の道の駅や札所などで無料配布する。

縦約20センチ、横約40センチの四つ折りで、会が2016年に製作した「あなん遍路史跡めぐり」の英訳版。太龍寺周辺にある四つの遍路道を紹介している。

一宿寺(同市加茂町)と結ぶ「かも道」をはじめ、22番・平等寺(同市新野町)とつなぐ「いわや道」「平等寺道」、20番・鶴林寺から向かう「太龍寺道」を色分けし、それぞれの距離や所要時間、高低差も記した。

道沿いに点在する史跡や休憩所、民宿も説明。次の札所までの距離を示す「丁石」や、転がってきた大岩を弘法大師空海が拳で受け止めたと伝わる「こぶし石」などを取り上げている。

英訳は歩き遍路の経験がある英国人に監修してもらい、外国人が理解しやすい表現にした。横井知昭会長(72)=阿南市水井町、農業=は「パンフを活用してもらい、遍路道の魅力を感じてもらえれば」と話している。