伝統的着物と現代アーティストの展示会「KIMONO ROBOTO」に飾られた阿波しじら織の着物(中央奥)=東京・表参道ヒルズ(長尾織布提供)

 伝統的な織物技術で作られた着物と世界的なアーティストが“競演”する展示会「KIMONO ROBOTO(キモノロボット)」が1日、東京都渋谷区の商業施設「表参道ヒルズ」で始まった。徳島県から長尾織布(徳島市)が阿波しじら織の着物を出品している。10日まで。

 京友禅や西陣織など国内を代表する織物作品13点を展示。長尾織布が出品した作品は、濃淡の異なる藍色で8色のグラデーションを施した阿波藍のしじら織で、染料のすくもで糸を1~36回染めてから織り上げている。

 会場にはLEDスクリーンが設けられ、世界的に活躍する国内外の写真家や映像作家らが、出品された織物作品を東京やロンドンなどで撮影した画像・映像も上映している。

 長尾織布の長尾伊太郎代表は「異空間のような映像演出が新しく、着物の伝統技術を際立たせている。伝統産業を見直すきっかけになれば」と話した。

 展示会は、マカオの統合型リゾート開発運営会社「メルコリゾーツ&エンターテインメント」の主催。着物や織物技術の文化的価値を再認識してもらおうと、2014年から開催準備を進めてきた。