[右]障害者を指導する徳島市水泳協会の布川会長(中央)=同市南矢三町2の県立障がい者交流プラザ[左]全国での活躍を目指し練習に励んでいる県グランドソフトボールクラブのメンバー=徳島市の八万小

 障害者の生涯学習支援に取り組む個人、団体を表彰する2017年度の文部科学大臣表彰に、徳島市水泳協会と徳島県グランドソフトボールクラブが選ばれた。障害者スポーツの普及に努め、社会参加を支えてきた活動が評価された。7日に文科省で表彰式がある。

 市水泳協会は1968年に水泳愛好家らが設立した。現在の会員は20~80代の20人。40年以上前から障害者を対象にした水泳教室を続け、生きがいづくりに貢献している。全国障害者スポーツ大会の県予選会で審判を務めるなど運営に尽力しているほか、全国大会出場選手の強化指導にも当たっている。

 自身も右脚に障害がある布川利彦会長(81)=同市下助任町4=は「心身共に元気でいられるのは水泳のおかげ。受賞を励みに、これからも水泳の魅力を伝えていきたい」と語った。

 県グランドソフトボールクラブは、県立盲学校(現徳島視覚支援学校)の卒業生や教員らで50年に発足し、現在は20~60代の17人で活動している。2001~03年には、全国障害者スポーツ大会で3連覇を果たした。16年から地域住民や県外チームが参加する「徳島すだち杯」を主催するなど、競技を通して交流を深めている。

 クラブの監督を務める上原雅幸代表(59)=阿南市日開野町宮原、治療院経営=は「温かく見守ってくれる人たちに感謝しながら練習に励みたい」と話した。

 表彰は、障害者の生涯学習活動振興を目的に本年度創設され、スポーツや文化活動を支援している全国の61個人・団体が選ばれた。