飲食チェーンなどで人手不足が深刻化する中、徳島県内でセルフうどん店を展開するグルメサービス(徳島市)は、夜間営業をしないセルフうどん店を同市金沢2にオープンさせる。当日用意したうどんがなくなり次第閉店する。県内に出店するセルフうどんチェーンでは例のない試みで、働きやすい職場環境をアピールして人材の確保につなげる。

 新店は「セルフうどん えびす金沢店」で、1月にオープンする予定。市中央卸売市場に近いため、早朝のニーズを見込み午前7時に開店。一日に用意するうどん200~250食を完売すれば閉店し、この量であれば夕方までに完売する見通しという。

 同社の他のセルフうどん4店舗の営業時間は、おおむね午前11時から午後9時まで。他のうどんチェーンの多くも夜まで営業している。

 人手不足で従業員の確保が一段と厳しさを増す中、同社は新店で夜間や長時間の労働が難しい主婦や高齢者の採用を進めることにしており、今後も同様の営業形態での新規出店を検討している。

 鍛谷(かじたに)徹社長は「この営業形態ならば食品ロスを減らせ、収益力を高められる利点もある。長時間労働の是正や女性、高齢者の就業促進を図りたい」と話している。