徳島県内の認可保育所などに希望しても入れない待機児童は、10月1日時点で217人(速報値)に上ったことが厚生労働省の集計で分かった。前年同期より9人増え、過去5年間で最多。保育ニーズの増加に受け皿の確保が追い付いていないことや、保育士不足が影響しているとみられる。

 県次世代育成・青少年課によると、待機児童がいるのは12市町で、徳島市が最も多い92人(前年同期比18人増)。北島町27人(5人減)、阿南市24人(1人減)と続いた。鳴門市は前年同期のゼロから19人に増えた。

 徳島市は、施設の利用申し込み数が前年同期より195人増えたことが待機児童増加の要因。面積などが一定の基準を満たせば、定員を超えて受け入れられる制度を活用するなどして対応したが、待機児童は前年より18人増えた。鳴門市や北島町では、定員枠は空いているものの、保育士が足りずに子どもを受け入れられない施設があった。

 県内の過去5年間(10月1日時点)の待機児童数は、13年170人、14年180人、15年210人、16年208人。女性の社会進出などで保育ニーズが年々高まっていることが背景にあり、県内の認可保育所などの利用者数(同)は、15年1万5816人、16年1万6382人、17年1万6526人と増加している。

 県は保育ニーズや女性の就業率などの見通しを踏まえ、待機児童解消時期の目標を定めた県子ども・子育て支援事業支援計画(15~19年度)を本年度中に見直す。