巣に戻った雄(左)とくちばしを合わせる雌=7日午後2時ごろ、鳴門市大麻町

 ひな3羽を巣立たせた鳴門市大麻町のコウノトリのペアが、拠点としている電柱上で再び巣作りを始めた。県内の官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会は、3年連続の産卵に向けた準備とみており、観察者にも期待が広がっている。

 協議会や複数の観察者によると、ペアはひなが6月に巣立ってから風で飛ばされて小さくなった巣に、10月末から木の枝や枯れ草を運んでいる。交尾の兆しとされる、雄が雌の上に乗る「マウンティング」や、くちばしを鳴らす求愛行動の「クラッタリング」も確認されている。7日には巣の上で寄り添う姿が確認された。

 ペアは、2017年2月中旬の産卵では1月末から巣作りを本格化させている。

 兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)によると、同市の野外に生息するペアが巣作りを本格化させるのは平均で3月以降。10月から巣材を運ぶペアは確認されているが、これまでに1月に繁殖行動を取り、産卵した記録はないという。

 協議会の浅野由美子さん(44)=鳴門市大麻町桧、幼稚園臨時職員=は「今回も無事にひなが誕生できるよう見守りたい」と話した。