徳島県立板野支援学校(板野町)の送迎用スクールバスが7日、藍住町内のバス停で乗車予定だった中学部3年男子生徒(14)を乗せ忘れ、置き去りにしたままで発車していたことが分かった。同乗する女性介助員が、乗車人数を十分確認していなかったため。約200メートル走ってから、男子生徒が乗っていないことに気付き、引き返して乗車させた。板野支援学校のスクールバスは6月30日、登校時に乗車した中学部2年男子生徒を車内に約4時間置き去りにし、批判を浴びていた。

 同校によると、バスは午前8時13分、藍住町笠木の県道沿いのバス停に到着。通常は児童生徒6人が乗車するが、この日は5人が乗車予定で、男子生徒の姿も見えなかった。介助員は乗車する人数を4人と勘違いし、定刻の同14分に出発した。

 県道を200メートル西に進んだところで、乗車確認用のチェックリストが5人になっていることに気付き、バス停近くまでUターン。男子生徒が一人で歩いているのを見つけ、声を掛けて乗せた。

 生徒は父親が自宅からバス停近くまで車で連れて行き、歩いてバス停に向かっていた。介助員は、乗車予定人数を間違えた理由について「いつもより人数が少ないと意識していたが、確認が不十分だった」という趣旨の説明をしているという。

 7日夕、同校教員と介助員、運行委託先の人材派遣会社(高松市)の担当者の3人が生徒の自宅を訪れ、保護者に経緯を説明するとともに謝罪した。

 6月に中学部2年の生徒を置き去りにしたバスも、今回と同じ委託業者が運行していた。名山優教頭は「乗車時の確認と手順を、教員や関係者全員で徹底する」と話した。