流木でできた人形を操る木偶舎のメンバー=神山町神領の小野さくら野舞台

 徳島県神山町神領の小野天王神社境内にある農村舞台「小野さくら野舞台」で、阿波和紙を使った現代アートと浄瑠璃人形を組み合わせた公演「魂の宿るところ」が開かれ、約150人が独特の世界観を楽しんだ。

 自然と人間の共存や自然信仰をテーマに、流木でできた人形が魂を探して旅に出る物語。舞台背景には、美術家楡木令子さんが神山の自然をモチーフに和紙で制作した作品を設置した。音楽家中嶋恵樹さんが作曲した音楽が流れる中、三好市出身の人形遣い勘緑さんの一座・木偶舎が浄瑠璃人形を操った。

 夫婦で訪れた粟飯原康史さん(77)=同町神領=は「こんな公演は生まれて初めて。舞台美術も美しく感動した」と話した。