阿波藍の製造に使われた農具や資料などを紹介する企画展=上板町泉谷の町立歴史民俗資料館

 明治から大正時代にかけて阿波藍の製造で使われた農具や資料を紹介する企画展「阿波藍の歴史」が9日、上板町立歴史民俗資料館で始まった。17日まで。

 館蔵品31点を展示。藍染の染料となるすくもの品質を鑑定するため、水を加えて練ったすくもを半紙に押しつけ、色の濃さなどで良否を判断する「手板法」で用いられた木製の箱や半紙、年に1回開かれた藍の大市で品質の最優秀品に贈られる「瑞一(ずいいち)」の称号が書かれた木杯などがあり、来場者の興味を引いていた。

 製造工程を紹介する展示室では、藍の葉の収穫に使われたなたや鎌などの農具や、すくもを長期保存するためのつぼなどが並んでいる。

 西川美保子学芸員は「当時の貴重な農具や資料を見て、現代の藍作りとの比較を楽しんでほしい」と話した。