花火のようなものが放たれた徳島中央署付近=徳島市中洲町1

 10日午後10時半ごろ、徳島市中洲町1の徳島中央署前の市道を走っていた乗用車が、少なくとも6発のロケット花火のようなものを発射しながら北へ逃走した。署の建物や通行人に向けて放った可能性が高い。けが人はいなかった。署は悪質ないたずらとみて、車の行方を追っている。

 目撃者によると、花火のようなものは同署の建物に向けて3発、署北側の寺島公園前の歩道にいた40代女性と子どもに向けて1発、さらに北のとくぎんトモニプラザの辺りにも2発放たれた。

 逃走した車は黒のセダンタイプで、20歳前後とみられる男ら3人が乗っていた。時速20キロ以下で走りながら、助手席にいた短髪の男が窓を開けて次々と花火を発射していたという。付近には破裂音が響き、火薬の臭いが漂った。白い軽自動車が黒のセダンを追走していたとの情報もある。

 寺島公園前で放たれた花火は、大きな音を立てながら歩道にいた女性と子どもの前を横切って園内に落下。点火したロケット花火とみられ、女性によると、走り去る黒い車の中から「当たらんかったわ」と男の声が聞こえた。

 署やトモニプラザの建物に損壊被害は確認されていない。

 署は、付近の防犯カメラの映像を解析するとともに、目撃者から状況を聞き取るなどして捜査を進めている。