30回目となるビッグひな祭りのポスター

 30回目となる勝浦町の「ビッグひな祭り」(NPO法人阿波勝浦井戸端塾主催)が来年2月18日から4月8日まで同町生名の人形文化交流館で開かれる。1988年に始まり、今では毎年3万人を集める春の一大イベントに成長。昨年は五輪開催中のブラジル・リオデジャネイロで展示され、「世界進出」を果たした。2020年の東京五輪での展示も目指しており、今回は「RIO to Tokyo」とのキャッチコピーを掲げてアピールする。

 節目の開催を盛り上げるため、地域おこしとして88年に始まってからの歴史などをまとめたドキュメンタリー映像を制作し、会場で上映する。年明けから本格的に始まる約3万体のひな人形飾り付けの裏舞台を捉えた映像も盛り込む。

 町と交流を続けるシンガー・ソングライター熊谷金治さん(62)=宮城県蔵王市=が16年に作詞作曲したイメージソング「また君に逢いたくて」のCDも作り、会場で発売する。コンサートや、遊山箱を使った催しも企画する。

 4月には、大型クルーズ船「マジェスティック・プリンセス」で徳島小松島港に寄港する台湾からのツアー客のうち千~2千人が会場を訪れるとみられる。このため、例年より1週間ほど会期を延長した。

 東京五輪での展示に向け、勝浦町出身で、リオの展示に尽力した相原茂明・日本スポーツ芸術協会事務局長が日本オリンピック委員会などと交渉している。現時点では会場展示は難しく、都内の商業施設などでの展示を模索している。

 井戸端塾の稲井稔理事長は「記念すべき30回目を盛大に祝い、東京での展示に弾みをつけたい。たくさんの人に楽しんでもらえるよう、さらに企画を詰めていきたい」と話している。