[上]学生の部で特選になった多田さんの「明日を見つめる」[下]一般の部で特選になった長井さんの「ほら、行って!」

 とくしま動物園(徳島市)の「第20回写真コンテスト」で、第1席の特選に学生の部は多田佳織さん(17)=城東高校2年=の「明日を見つめる」、一般の部は長井純さん(45)=横浜市鶴見区、会社員=の「ほら、行って!」が選ばれた。ともに園内の動物が見せる愛らしい動きや生き生きとした表情をとらえ、高く評価された。

 多田さんの受賞作品は、来園客を不思議そうに見つめているチンパンジーの表情をアップで撮影した。高校で写真部に所属し、部員と撮影した作品を見せ合い、日々技術を磨いている多田さん。「動物園を訪れた時にいつもチンパンジーと目が合い、その表情を写真に撮りたいと思っていた。受賞は素直にうれしい」と話した。

 長井さんは、池の水を飲もうとしているカピバラの子どもを、親がもっと前に行かせようと後ろから押している瞬間を写した。長井さんは全国各地の動物園で動物を撮影しており、とくしま動物園は好きなカピバラが多くいるため、年1回は訪れているという。「応募した中で一番気に入っている作品。良かった」と笑顔だった。

 コンテストは園内で撮影した写真を対象に公募し、学生の部に15点、一般の部に56点が寄せられた。特選各1点のほか、ホッキョクグマやリスザル、フラミンゴなどを写した計19点が入賞。入賞作品は、来年1月21日まで園内の動物園センターで展示されている。