華やかなイルミネーションで彩られた村田さん宅=吉野川市鴨島町知恵島

 徳島県吉野川市鴨島町知恵島の村田加代子さん(65)が、6年前からクリスマスが近づくと自宅を色とりどりのイルミネーションで飾っている。母親を喜ばせようと始め、亡くなった後も続けるうちに地域の風物詩になった。今年は1万3千個以上のLEDを使い、住民の目を楽しませている。

 庭や玄関、壁など至る所にアーチや柵を作り、1カ月ほどかけて青、緑、ピンク、オレンジ色のLEDを取り付けた。愛らしいサンタも飾り、近所の人たちが華やかな光の演出を見に訪れている。

 村田さんは2011年冬、認知症だった母親に自宅でも楽しめるような光景を見せようと、イルミネーションを始めた。翌春、母親は85歳で亡くなったが、その後も毎年、規模を大きくしながら続けた。近年は「知人から聞いた」と、香川県から見に来る人もいる。

 自宅は吉野川医療センターの東隣。入院患者も見えるようにと、2年前から自宅西側にもイルミネーションを飾り付けるようになった。

 村田さんは「毎年楽しみに待ってくれている人がいることが何よりうれしい。ほっこりとした気分になっていただければ」と笑顔を見せた。

 点灯は毎日午後5時半~9時。来年1月5日まで。