国交大臣表彰されるアクア・チッタのイベントで演奏するPOLU=11月、徳島市の万代中央埠頭

 国土交通省の「手づくり郷土(ふるさと)賞」の大賞部門に、徳島市の万代中央埠頭(ふとう)の活性化に取り組むNPO法人アクア・チッタが選ばれた。活気が失われていた埠頭の倉庫群を活用し、イベント開催などでにぎわいづくりを目指してきた活動が評価された。

 万代中央埠頭は、マリンピア沖洲の整備により、徐々に衰退。アクア・チッタは、水辺の環境や残された古い倉庫群を生かそうと、2005年から埠頭のPRイベント「アクア・チッタフェスタ」の開催や清掃活動に取り組んできた。

 徳島県は12年度以降、埠頭の倉庫の用途規制を緩和し、商業施設としても利用できるようになった。現在、倉庫19棟のうち、9棟に飲食店や事務所などが入っている。

 16年秋には埠頭のイメージソングを披露するバンド「POLU」を結成。今年9月放送のテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション ウルトラFES 2017」にも出演した。

 岡部斗夢事務局長(44)は「地域の人たちの応援が受賞につながった。多くの人に埠頭の魅力を感じてもらえるよう、これからも盛り上げていきたい」と話している。

 郷土賞大賞部門は、一般部門の受賞歴があり、一層の発展のあった活動に与えられる。全国5件の応募から、アクア・チッタを含む3件を選出した。18年1月28日に都内で最終プレゼンテーションを経て、グランプリが決まる。