水中ドローン(左)を使って行われた捜索訓練=那賀町和食郷の鷲敷プール

 南海トラフ巨大地震を想定した県南部圏域防災訓練が16日、那賀町や牟岐町であり、県や那賀町消防本部、自衛隊ら56機関約600人が参加した。分会場の鷲敷プール(那賀町和食郷)では、全国で初めて水中ドローン(小型無人機)で要救助者を捜索する訓練が行われた。

 津波で流された人を捜す想定で実施。長さ30センチ幅20センチのドローンを水中に入れ、搭載カメラによる映像を見ながらリモコンで操縦した。約10メートル先に沈んでいた要救助者に見立てたマネキンがある場所まで向かい、映像でマネキンを確認した。

 主会場の大塚製薬徳島ワジキ工場用地(那賀町小仁宇)では、倒壊家屋からの救出や生活支援物資供給の訓練などが行われた。

 分会場の町鷲敷体育館(同町和食郷)では、地元の自主防災会などによる避難所運営訓練もあり、司博之さん(76)=同町中山、農業=は「地震が起きたとき、スムーズにできるか心配だ。みんなで協力するしかない」と話した。