日本プロスポーツ大賞の新人賞に輝き、表彰式で記念写真に収まる太田=東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪

 今年のプロスポーツ界で最も活躍した選手や団体を表彰する日本プロスポーツ大賞が20日発表され、徳島県関係では新人賞(15人)に競輪の太田竜馬=小松島市中田町=が選ばれた。大賞にはプロ野球で2年ぶりに日本一に輝いたソフトバンクが選出された。

 太田は小松島西高、日本競輪学校を経て2016年7月のプロデビュー戦で初勝利。今季は8月にG1レース初出走し、10月に初勝利した。来年1月からS級1班への昇班が決まっている。通算成績は優勝10回、1着70回で勝率は54・6%。

 新人賞に選ばれた太田は、表彰式に紺色のスーツで出席し、引き締まった表情で賞状を受け取った。式後、「他の受賞者はテレビで見る有名な人ばかり。身の引き締まる思いだった」と語り、「やってきたことが認められて素直にうれしい」と喜びを口にした。

 小松島西高に入学した2012年に自転車競技を始め、3年だった14年に南関東インターハイなどで優勝した逸材だ。昨年3月、日本競輪学校を2番目の成績で卒業。昨年7月のプロデビュー戦から16連勝するなど、優勝8回の好成績でS級2班に昇格した。

 「気持ちを強く持ってレースに臨めるようになた」と話し、今季はG1初勝利を収めた。駆け引きの面でも成長を実感している。

 しかし、Gグレードでの優勝はまだない。今後の目標について、まずは29日のヤンググランプリ(G2)での優勝を挙げた上で「一戦ずつベストを出し切ることを積み重ねていく。そうすれば大きなレースにも勝てるようになる」と意欲をみなぎらせた。

 県関係ではこれまでに女子プロゴルフの鈴木愛=東みよし町出身=や堀琴音=徳島市出身=らが新人賞を受賞している。

 東京都内で行われた表彰式で、大賞に輝いたソフトバンクの内川聖一外野手が「歴史ある素晴らしい賞で感激している。賞を励みに来年も頑張りたい」と話した。

 このほか、殊勲賞には10月に世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者となった村田諒太(帝拳)、シーズン54セーブのプロ野球新記録を樹立してソフトバンクの優勝を支えたデニス・サファテ投手、米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)で日本人初優勝を果たした佐藤琢磨(ホンダ)が選ばれた。最高新人賞はセ・リーグ新人王の中日の京田陽太内野手に贈られた。