【左】野上武典氏【右】中田丑五郎氏

 任期満了に伴う勝浦町長選は、1月23日の告示まで1カ月となった。これまでに現職で3期目の中田丑五郎氏(70)=同町久国=と、前町参事の野上武典氏(61)=同町三渓=が出馬を表明し、一騎打ちの可能性が高くなっている。2002年以来16年ぶりに選挙戦となる見通しで、両陣営ののぼりが立ち並ぶなど前哨戦が活発化している。

 中田氏は、6月に立候補を明らかにした。9月に後援会事務所を設け、支援者らがあいさつ回りを続けている。町議10人中、3人が支持する。勝浦病院の改築や小中学校の給食費半額助成、学童保育費の委託料増額などを政策に掲げる。

 3月に定年退職した野上氏は、7月に出馬を表明し、10月に後援会事務所を開設した。町議5人のほか、住民団体「住みよい勝浦町をつくるみんなの会」が支援。旧勝浦高校実習園跡地の活用や水害対策の強化などを訴えている。

 同町長選は06年以降、3回連続で無投票だった。これまでの静かな雰囲気は一変し、県道や町道沿いには両陣営ののぼりが至る所に立てられている。

 中田氏の陣営は、誠実さをイメージした青を使い「継続は力なり」と記した。3期の経験を踏まえ、続投への支持を呼び掛ける。

 野上氏の陣営は、町特産のミカンと同じオレンジ色を使用。「勝浦に新しい風を」の文字を盛り込み、町政の刷新をアピールする。

 それぞれ150本ずつ用意し、合わせて300本が町内にはためく。道の駅などでにぎわう生名地区は、数本ずつで交互に並ぶなど激しさがうかがえる。

 一方、町民からは「のぼりで争ってどうする」「政策を戦わせてほしい」との声も聞かれ、町内の若者グループらが公開討論会を開く準備を進めている。

 12月1日時点の有権者数は4760人(男2263人、女2497人)。