チャットモンチー

メンバー2人とPCによる編成「チャットモンチーメカ」で使用しているヘッドホン

 好評連載3回目は橋本絵莉子さんが担当。

【3】チャットモンチーになりたい~スピンオフ~

 前回のあっこちゃん(福岡晃子さん)の「チャットモンチーになりたい~第1章~」を受けて、今回は、そのスピンオフにしたいと思います。

 

 城東高校2年生の春にチャットモンチーを結成しました。ただオリジナルの曲をやるというテーマで作ったバンド。ベースの子は、同じ高校の友達の女の子で、ドラムの子は、ライブハウスで知り合った違う高校の一つ年上の女の子でした。

 初めてライブした場所は、市内の小さなライブハウス。実は、ライブをすると決めたものの、当日までにうまく演奏できるようになる気がしなくて、「やっぱりライブするのやめたい」とライブハウスのオーナーに電話したら、ものすごい勢いで怒られたのです。「もう月のスケジュールにも載ってるし、チケットだって売り始めてる。一度やると決めたライブを辞退するなんて最低だ」と。その言葉で、17歳の私は、ここは生半可な気持ちで出入りする場所じゃないと腹をくくったのを覚えています。

 迎えたチャットモンチー初めてのライブ。初めてのチケットもぎり。私の友達や、ベースの子の友達(の中にあっこちゃんも含まれてる)、ドラムの子の友達、いろんな人が観に来てくれている。

 できる限り練習したけど、それでも思うようにギターが弾けない。歌も歌えない。MCもしゃべれない。気がついたらいつの間にかライブは終わっていました。初めてのライブは課題だらけで終わったけど、その反動でこの後どんどんのめり込んでいくことになります。

 いつだったか、高校の廊下で初めてあっこちゃんが話しかけてくれた言葉が、「あの、えっちゃんやな!?私、ライブ観に行ったことあるし、自主製作のCDも買ったよ、あっこです、CD良かったよ、私、目覚ましにしとるよ!」だった気がするんだけど、合ってるかな、あっこちゃん?(橋本絵莉子)