通信販売の未納料金名目で大分県の女性から500万円をだまし取ろうとしたとして、大分県警は16日、詐欺未遂の疑いで、徳島市西部環境事業所業務課の臨時職員徳永浩祐容疑者(28)=同市国府町=を逮捕した。徳永容疑者は特殊詐欺グループの一員で、被害者から現金を受け取る「受け子」を勧誘する役割を担っていたとみられる。

 逮捕容疑は、徳島市上八万町、無職折口大希被告(26)=詐欺未遂の罪で起訴=や複数の氏名不詳者と共謀。4月9日、弁護士や暴力団員を名乗って大分県国東市の女性(63)宅に「通信販売の未納料金がある」「民事裁判取り下げのために500万円を準備して」などと電話をかけ、東京都内のアパートに現金500万円を宅配便で送らせて、だまし取ろうとしたとしている。

 県警は徳永容疑者の認否を明らかにしていない。

 国東署によると、電話を不審に思った女性が同署に相談。同11日、現金を受け取るために都内のアパートを訪れた折口被告を現行犯逮捕し、捜査の過程で折口被告の知人の徳永容疑者が浮上した。徳永容疑者が折口被告を詐欺グループに勧誘したとみており、他の共犯者などについて追及する方針。

 徳島市によると、徳永容疑者は2016年5月25日から臨時職員として任用され、ごみ収集業務を担当。勤務態度は真面目で、今年4月に3度目の契約を更新し、9月末まで働く予定だった。折口被告の逮捕後も特に変わった様子はなく、16日は体調悪化を理由に仕事を休んでいた。