今夏の阿波踊りに向けて練習に励む本家大名連の連員=徳島市の藍場浜公園

 阿波踊りの本家大名連(70人)が、所属していた徳島県阿波おどり保存協会を脱会し、新団体「阿波おどり伝承会」を立ち上げた。県外連の受け皿づくりなどが主な目的という。

 清水理(さとる)連長(69)=徳島市南佐古四番町=が5月に保存協会に脱会を申し出て、6月1日に開かれた協会の理事会で承認された。当面、本家大名連のみで伝承会を運営しながら、県内外の踊り連に加入を呼び掛けていく。所属連同士の交流に力を入れ、県外にも積極的に出向いて踊るという。

 本家大名連は清水連長が徳島藩祖の蜂須賀家政に扮(ふん)し、お姫さまや太刀持ちを従えて踊るスタイルで知られている。清水連長は「世界に通じる伝統芸能である阿波踊りの魅力をさらに発信する取り組みをスタートさせたかった」と話している。

 本家大名連の脱会で保存協会の所属連は7連となった。徳島市内には他に、有名連17連でつくる県阿波踊り協会と16連でつくる阿波おどり振興協会がある。