徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが20日、京都市の寂庵で法話の会を開いた。15日に96歳の誕生日を迎え、たくさんのプレゼントが贈られたエピソードを紹介して場内を湧かせるなど、健在ぶりをアピールした=写真。

 寂聴さんは約160人を前に「誕生日には朝早くから米や漬物、肉、魚がどんどん贈られてきて、若い秘書が台所から離れられないの。食べ物に困ったら出家しなさい」と笑いを誘った。

 喉にいいというカリン酒を口にしながら「私は長生きしようと思ったことはないが、なぜか病気をしても死なない」とタフさをアピール。文芸誌に新連載を始める計画も明かし、旺盛な創作意欲を見せた。

 5日に岩手県二戸市の天台寺で予定していた特別法話は、遠距離の移動が難しいとし、取りやめた。