企業の環境マネジメントシステム導入に関するコンサルティング業務や政策提言など、環境分野の事業を扱う組織を2009年に発足し、京都府周辺で活動する。滋賀県立大の非常勤講師にも就き、学生に環境問題解決に向けた方策を指導している。
 
 「法人、個人とも過去に比べると環境問題への理解は深まってきた。継続することが重要で、今後も幅広く活動していきたい」と意気込む。
 
 大学卒業後に入社した京都市内の計量器製造販売メーカーで、環境問題との関わりを深めた。輸出業務を担う部署で海外企業などと交渉するうちに、環境問題への対応がビジネスを左右する要因であると学んだ。1997年に京都市であった国際会議で地球温暖化防止の枠組み「京都議定書」が採択されたことにも影響を受けた。
 
 現在、力を入れているのが10年目を迎える「3R・低炭素社会検定」だ。ごみの発生抑制(リデュース)再使用(リユース)再生利用(リサイクル)の促進や低炭素社会への理解を深め、リーダー育成を図る検定で、自治体や企業関係者らが多く受験している。実行委の一員として、11月の本番に向け、試験対策講習会を開くなどの準備を進めている。
 
 「全国9会場で試験や講習会を開いているが、四国では実施していない。徳島で四国初の開催ができないだろうか」と希望を語る。
 
 古里への愛着は強く、月に1回程度は帰省する。動画投稿サイト「ユーチューブ」に個人チャンネルを開設し、人形浄瑠璃公演や藍染など徳島で撮影した動画を取り上げ、積極的にPRしている。
 
 「徳島にはユニークな文化や取り組みが多くあるが、外部の人には知られていないように感じる。新たなメディアを活用し、効果的に情報発信すると良いのでは」と話している。

 いけきた・みのる 吉野川市川島町出身。城南高を経て同志社大大学院修了。京都市ごみ減量推進会議委員、滋賀県の環境効率向上フォーラム幹事などを務める。エネルギー管理士、環境カウンセラー。京都府京田辺市在住、68歳。