元職員の自宅を家宅捜索する捜査員=25日午後1時半ごろ、東みよし町

 三好市と東みよし町でつくる「みよし広域連合」の男性元職員(42)=懲戒免職=による公金着服問題で、徳島県警捜査2課と三好署は25日、業務上横領の疑いで元職員の自宅などを家宅捜索した。元職員は広域連合の調べに4900万円の公金着服を認めており、県警は押収した証拠品を分析して全容解明を進める。

 捜査関係者によると、県警は既に元職員の事情聴取を数回行った。元職員は着服を認めているが、具体的な手口や使途については明確にしていないという。

 県警は着服額など容疑の詳しい内容を明らかにしていない。広域連合は、県警に会計書類などの資料を提出している。

 家宅捜索は元職員の三好市内の実家と東みよし町内の自宅で行われ、実家には午前10時すぎに捜査員約10人が入った。元職員の立ち会いで玄関やガレージ、自室などを約2時間かけて調べ、段ボール1箱分の関係資料を押収。この後、自宅も捜索し、段ボール1箱分を持ち帰った。

 公金着服は4月2日に発覚した。広域連合によると、元職員は2005~16年度、総務課で会計を担当。資産運用が終わって15年4月に現金化された廃棄物処理施設整備基金4900万円を不正に取り崩すなどし、着服していたとみられる。

 人事異動に伴う業務の引き継ぎがきっかけで、内部の会計書類に基金の満期日を偽って記入していたことなどが判明。元職員が認めたため、4月10日付で懲戒免職処分にした。

 元職員は徳島新聞の取材に対し、着服金の使途について「車や旅行などの趣味に使った」と話していた。