自民党高知県連会長の福井照衆院議員(比例四国)が、吉野川市で14日にあった同党の三木亨参院議員(徳島選挙区)の国政報告会で、2019年の次期参院選までに合区「徳島・高知」選挙区(改選数1)が解消されない場合について「(自民の候補は)三木氏以外にあり得ない」と発言し、高知県内で波紋が広がっている。高知県連は三木氏と同じく19年に改選を迎える現職の高野光二郎氏(高知選挙区)を推すことを決めており、矛盾した発言に関係者は戸惑いを隠せない。
 
 福井氏は同じ二階派に属する三木氏の国政報告会で、「(合区を解消できず)両県で1人の自民党候補を選んで当選させなければならないとしたら、それは三木亨以外あり得ない。三木亨をお願いしたい」などと述べた。
 
 高知県連の桑名龍吾幹事長は徳島新聞の取材に対し、「県連として高野氏を推すことは決まっている。(福井氏の)リップサービスだが、言ってはならない発言。誤解を生む」とし、厳重注意したことを明かした。
 
 福井氏は取材に応じていないが、桑名氏によると「お騒がせして申し訳ない」と反省しているという。
 
 一方、高野氏は「合区を解消できなければという話はしてはいけないこと。解消への本気度が問われる」と福井氏の発言を批判。「私や三木氏ら合区の対象議員に失礼極まりなく、徳島県民にうそをついているのと同じだ。福井氏は両県民に真意を説明すべきだ」と不快感をあらわにする。
 
 三木氏は「リップサービスと受け止めている。気を使ってくれた結果、あのような表現になった。高知には迷惑を掛けてしまい申し訳ない」と話した。
 
 16年の前回参院選では、徳島選出の現職中西祐介氏が自民公認で「徳島・高知」選挙区に出馬。高知が擁立した新人中西哲氏は比例に回った。