J2徳島ヴォルティスが再びJ1の舞台に立つための戦いがいよいよ始まる。東京Vとの開幕戦は鳴門ポカリスエットスタジアムで26日午後2時にキックオフ。より速く、より激しく、より攻撃的に。リカルド・ロドリゲス新監督の下、戦力が充実し、攻撃のスタイルを一変させた新生ヴォルティスが姿を現す。

 昨季は16勝9分け17敗で、後半戦の猛追も及ばず9位に終わった。今季は昇格プレーオフに進出できる6位内を目標に掲げる。だが、J1から降格してきた名古屋、湘南、福岡と、昨季J2で上位に食い込んだ松本、京都、実績のある千葉、横浜FCなど強豪がひしめき、実現は決して容易でない。

 ロドリゲス監督がこだわるのは、攻撃的なサッカー。ボールを保持するとパスをつなぎ、長くキープしながら攻め上がることを求める。単純にならず、サイドチェンジやロングパスなどを織り交ぜて相手DFを崩し、数的優位をつくることで得点機を増やすことを目指している。

 監督の考え方は選手たちにしっかり根付きつつある。堅実で経験豊富な既存メンバー18人と才気あふれる新加入の12人。キャンプや練習試合で切磋琢磨(せっさたくま)しながら一体感を深めてきた。プレシーズンの練習試合(非公開を除く)は5戦4勝1分と手応え十分で、いやが上にも期待は高まる。

 東京Vを率いるのは、くしくも同じスペイン人のロティーナ監督。堅い守備の構築に定評があり、東京V戦は「攻撃サッカー」を掲げる徳島にとって試金石となりそうだ。一丸で勝利をもぎ取り、昇格へ弾みをつけたい。