高校野球の第70回徳島県春季大会第9日は5日、鳴門オロナミンC球場で準決勝2試合が行われる。午前10時からの第1試合は名西と徳島商、午後0時半からの第2試合はシード校で唯一勝ち残っている鳴門渦潮と富岡西が、それぞれ春季四国地区大会(5月3~5日・同球場ほか)出場を懸けて激突する。試合の見どころを探った。

 ◆ 名西×徳島商

 打線が活発な徳島商が優位に立つ。名西は投手の立ち上がりがポイントとなる。

 徳島商はチーム打率3割4分5厘。3番森山は7打点、4番千里は9打点と勝負強い。準々決勝では1死から6連打で3点差を逆転するなど、打線につながりがある。

 15年ぶりに4強入りした名西は右腕森が踏ん張れるか。伸びのある直球とスライダーで全3試合を完投し、防御率は1・57。ただ、1回戦を除けば一回に失点し、立ち上がりに不安を残す。

 徳島商のチーム防御率は1・57。エース佐藤ら4人が登板し、層の厚さを見せる。対する名西のチーム打率は3割2分9厘で4番森、5番濱口はそれぞれ打率4割を超えている。準々決勝では鳴門を破り勢いもある。序盤の攻防が勝敗の行方を左右しそうだ。

 ◆ 鳴門渦潮×富岡西

 2戦連続コールド勝ちの鳴門渦潮の強力打線を富岡西投手陣がいかに抑えるかが焦点となる。

 第2シードの鳴門渦潮のチーム打率は4割1分9厘で4強中トップ。中でも1番豊久は打率7割1分4厘、長打4本と好調だ。6、9番を除くと全員が4割以上をマークしている上、エース河野が防御率1・72と安定感がある。

 富岡西は右腕中林の出来が浮沈の鍵を握る。緩急をつけた投球で2回戦は延長十回を投げきり、準々決勝は二回からロングリリーフをこなした。3試合とも100球以上を投げており、スタミナ面に不安はなさそうだ。

 富岡西打線はチーム打率2割4分5厘と物足りないが、2戦連続逆転勝ちで勢いがある。大会第1号本塁打を放った4番小田の前に走者を置いて攻撃ができるか。