6月に阿南に合宿に訪れる天津ライオンズ(同球団提供)

 中国のプロ野球リーグの強豪「天津ライオンズ」が、阿南市で6月3日から10日まで合宿を行うことが決まった。四国アイランドリーグplus(IL)の徳島インディゴソックスの南啓介球団代表が知人を通して徳島県内での親善試合の実施を呼び掛けた結果、阿南市での合宿が実現した。

 天津ライオンズの選手、コーチら約40人が訪れ、阿南市内のホテルに宿泊しながら、同市桑野町のJAアグリあなんスタジアムや屋内多目的施設で練習をする。滞在中にインディゴソックスなどアイランドリーグの4チームと試合を行う計画で、観覧は無料。

 中国野球リーグは2002年に発足し、7チームが参加。天津市を本拠地とする天津ライオンズは昨年までに最多の6回優勝しており、野球の国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の中国代表、リ・シン投手やヤン・シュンイ外野手らが所属する。

 プロ野球の横浜ベイスターズと業務提携しており、これまでに何度か日本でキャンプを行っているが、徳島に来るのは初めて。

 昨夏、南代表が中国の野球選手の代理人らと話し合いをする中で天津の球団関係者と知り合い、徳島でインディゴソックスと試合を行うことを提案。今年1月に天津側から徳島での合宿の実施が打診され、野球設備の整っている阿南市に来ることに決まった。

 南代表は「中国の野球チームをアイランドリーグの4チームが迎え撃つ、またとない機会。興味のある人はぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。

 市は、スタジアムの使用料を免除するなどの支援を検討している。市野球のまち推進課の田上重之推進監は「経済効果はもとより、国際交流や野球技術の交流なども期待できる」と話している。