定数を2削減して行われた4月の徳島県議選で当選した新県議39人のうち、14人がさらに定数を削減すべきだと考えていることが、徳島新聞社が実施したアンケートで明らかになった。また、過去最多の7選挙区が無投票となったことや1票の格差是正などを理由に17人が選挙区の見直しが必要と回答。人口当たりの議員の多さが指摘される中、引き続き定数削減と区割りの見直しが任期中の課題として浮上しそうだ。
 
 アンケートは新県議全員を対象に実施し、「無回答」とした1人を除く38人から回答を得た。
 定数を「さらに削減すべきだ」と答えた14人のうち、削減数は「3人程度」が5人で最も多かった。「10人程度減らしても支障はない」(岡佑樹氏)として、27~30人程度にまで削減すべきだとの意見もあった。
 
 「増員すべきだ」は3人。「地方分権が進む中、過疎地域の議員をしっかりと確保する必要がある」(杉本直樹氏)ことなどを理由に挙げた。
 
 現行でよいとしたのは12人。このほか「議論の場を再度設ける必要がある」(喜多宏思氏)など、9人が「その他」を選んだ。
 
 選挙区の見直しについては、1票の格差是正のほか、「死票が多くなる1人区はなくすべきだ」(長池文武氏)、「無投票選挙区が多過ぎる」(岡氏)などを理由に、合区による選挙区削減の必要性を指摘する声が多かった。「全県区またはブロック制に」(来代正文氏)との意見もあった。
 
 現行の区割りでよいと答えたのは11人。「さまざまな視点からの検討が必要」などとして10人が「その他」を選択した。
 
 定数や選挙区をめぐっては、2012年10月から約1年半にわたって議会内で協議が行われた。三好1と三好2、美馬1と美馬2、那賀と阿南など隣接選挙区を合区して定数を減らす案が出たが、人口の多い徳島、板野両選挙区だけを減らし、抜本改革は先送りされた。