美馬の魅力を発信する動画の製作に取り組む(右から)佐藤さん、田中さん、パイクさん=美馬市脇町の脇町劇場オデオン座

 美馬市美馬町鵜飼口の団体職員田中一矢さん(41)と同町滝ノ宮のカメラマン佐藤全俊さん(34)、オランダ出身の市国際交流員パイク・ヴァン・ゾンさん(28)が、市内の観光地や伝統文化などを案内する動画を製作し、インターネットで公開している。3人は「美馬の魅力を県内だけでなく、世界中の人に伝えていきたい」と意気込んでいる。
 
 動画は、パイクさんが案内役となって市内各地を訪れ、住民に歴史や文化的背景を教えてもらいながら、魅力を伝える内容となっている。再生時間は1本4~7分で、2月から動画投稿サイト「ユーチューブ」を通して配信を始めた。英語の字幕を付けたものも用意している。
 
 市観光協会の協力を受けて、これまでに15本を作った。脇町の脇町劇場オデオン座、市文化財・吉田家住宅といった観光地のほか、吉野川河川敷から望む夕暮れの潜水橋など隠れた見どころも紹介。桜の名所「木屋平の川井峠のしだれ桜」では、住民に植えた思いをインタビューしている。
 市の観光をPRする動画が少ないと感じていた田中さんが2014年12月、製作に乗り出した。撮影係に知人の佐藤さんを誘い、海外でも見てもらえるように案内役をパイクさんに依頼した。
 タイトルは「Mam( マン )ma(マ) Mima( ミマ ) TV(ティービー)」。イタリア語で「母なる」という意味のマンマと、「そのまんま」という意味を込めた。「マンマミマ」で検索すると閲覧できる。今後も随時製作し、配信する。
 
 3人は「伝統行事や食、文化など、分野の縛りにとらわれず美馬の宝を伝えたい。地元の人と交流しながら進める参加型の取り組みになれば」と話している。