水中に飛び込み稚アユを捕らえるコアジサシ=上板町の旧吉野川

 20日午前の徳島県内は高気圧に覆われて各地で気温が上昇した。徳島地方気象台によると、正午までの最高気温は美馬市穴吹町28・9度、那賀町木頭出原28・7度、三好市池田町27・6度など、8観測地点のうち6地点で25度以上の夏日となっている。

 夕方からは気圧の谷の影響で雲が広がるものの、21日は再び高気圧に覆われて晴れる見込み。

 上板町の旧吉野川には、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている渡り鳥のコアジサシが飛来し、見事な技で稚アユを捕らえている。2羽が水面から約5メートルの高さを旋回し、狙いを定めると急降下。一瞬のうちに仕留め、飛び去った。

 日本野鳥の会徳島県支部によると、昨年は吉野川河口干潟で十数年ぶりにコアジサシの集団営巣が確認されたが、今年は見られず、飛来数は少なめだという。産卵、子育てを終え、9月ごろに越冬地の東南アジアへと旅立つ。