判決後、記者会見する原告の西尾善夫さん=14日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 会社を相手に裁判を起こしたことを理由に契約更新を打ち切ったのは不当として、大手タクシー会社「国際自動車」(東京)の運転手12人と労働組合が雇用継続と未払い賃金などの支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は14日、うち7人の雇い止めを違法と認定し、同社や元社長に計約4千万円の支払いを命じた。

 春名茂裁判長は「国民の裁判を受ける権利に対する侵害行為だ」と指摘。残り5人は高齢であることなどを理由に雇用の継続を認めなかったが、会社に1人当たり10万円の慰謝料を支払うよう命令した。

 判決によると原告らは未払い賃金を求める別の裁判を起こした後、契約が更新されなかった。