樹木に食害防止のネットを巻き付ける参加者=剣山山頂周辺

 剣山の植生をニホンジカの食害から守ろうと、県勤労者山岳連盟が7日、樹木の幹をブラスチック製の保護ネットで覆うボランティア活動を行い、登山愛好家や徳島大の学生ら約60人が参加した。

 参加者は、山頂から北西へ50メートルほど下った斜面で作業を実施。樹皮が食べられ、枯死する被害が出ている「シコクシラベ」や「ダケカンバ」などの幹の下部に、樹木ガード(縦50センチ、横70センチ)と呼ばれるネットを次々と巻いていった。1時間半で410本にネットを取り付けた。

 徳島大総合科学部人間文化学科1年の羽間友哉さん(18)は「想像以上に自然が傷付けられていることに驚いた。今日の活動で、剣山のきれいな緑が守られるとうれしい」と話していた。

 同連盟は2013年から同様の保護活動を始め、これまでに作業を3回行っている。今回初めて一般ボランティアを募り、奉仕活動を行うと単位が認定される「ボランティアパスポート」制度を利用する徳大生らが参加した。