中元の品定めをする買い物客=徳島市のそごう徳島店

 徳島県内の百貨店や量販店で中元商戦が始まった。若者を中心に贈り物の習慣が薄れている中、各店は県産ブランドの農水産物など厳選した商品を用意した。一方、低価格帯や自宅用の商品も取りそろえるなど、二極化が鮮明になっている。
 
 「お中元ギフトセンター」を9日に開いたそごう徳島店(徳島市)は、560平方メートルのスペースで約1600点を取り扱う。メーンは鳴門わかめやなると金時、スダチなど県産品約130点。「ジュレで食べるはも湯引きとすだち麺」など新商品も投入した。1人当たり購入点数は減少傾向にあるが、同店は「贈る相手を絞り込み、高価でもこだわりの商品を選んでいる」と分析する。
 
 また、形がふぞろいなローストビーフや包装が簡素なそばセットなど自宅用の商品も充実させ、全体で前年並みの売り上げを見込む。
 
 県内スーパー大手のキョーエイ(同)は中旬から、大型・中型店舗約30店で特設コーナーを順次開設する。「地産地消」をアピールした商品を取りそろえる一方、定価から最大4割引きの商品も用意し、多様化するニーズに応える。売れ筋は2500~3千円で、前年比5~10%増の売り上げを目指している。
 
 フジ(松山市)は阿南店が9日、北島店が16日、石井店が18日に売り場を開く。「プレミアム」と「カジュアル」をコンセプトに約1100点を取り扱う。メーンは徳島など中四国6県の特産品だが、自宅用や手土産用にアイスクリームやスイーツなどを用意。平均単価は3千円で、売り上げ目標は前年比3%増を掲げる。
 
 イズミ(広島市)は、藍住町のゆめタウン徳島で16日に売り場を開く。価格は3千~5千円が主流。牛肉や魚類、果物など産地やブランドにこだわった商品を取りそろえ、前年比20%増の売り上げを目標としている。