県警が有害情報の提供を若者に呼びかけようと作ったトートバッグ=徳島市応神町の四国大学

 インターネットを利用する機会が多い若者に有害サイトなどの情報を提供してもらおうと、徳島県警が啓発グッズの企画開発に乗り出した。第1弾として、通報窓口などが記されたトートバッグを作製。「身近で実用的」をコンセプトに、今後もペンや定規などを作る。

 トートバッグは厚手の木綿製で、持ち手部分を除いて縦36センチ、幅34センチ。児童ポルノや薬物売買などの有害情報の通報窓口となっている民間団体「インターネット・ホットラインセンター」(東京)のアドレスなどが記されている。

 生活環境課サイバー犯罪対策室の捜査員2人がデザインを手掛け、300個を作った。啓発活動などの際に若者に配る。

 ネット上にあふれる有害情報の発信源を摘発するためには、素早く情報を把握することが重要で、若者に広く協力を呼び掛けることにした。使い勝手が良く、継続的に使用できるトートバッグを第1弾に選んだ。

 県警から有害情報の監視ボランティアに認定され、バッグを手にした四国大メディア情報学科1年の高畑隼人さん(18)=板野町矢武=は「デザインがおしゃれで日常生活でも使いやすい。ノートパソコンの持ち運びに使い、友人にも通報の必要性を教えていきたい」と話した。

 山本康二生活環境課長は「学生ら若い世代に有害情報の危険性を知ってもらい、通報の意識付けをしていきたい」と話している。