「幸福鳥音頭」を練習する中川さん(後列)と(前列左から)瀬尾さん、妹尾さん、山口さん=鳴門市大麻町

 鳴門市大麻町の住民らが、同町で巣作りをする国の特別天然記念物コウノトリをテーマにした「幸福鳥(こうのとり)音頭」を作った。「幸せを運ぶ」とされるコウノトリが訪れたことに感謝するとともに、「温かく見守っていきたい」との思いを歌詞に込めた。同町市場のパート従業員中川アサヱさん(68)が発案し、友人が作詞、作曲を手掛けた。近くCDに吹き込む。
 
 音頭は「鳴門海峡 渦潮越えて 幸の天使が舞い降りる」で始まり、住民らに癒やしや笑顔、希望をもたらしてくれるコウノトリへの慈愛を表現している。渦潮や大麻山、阿讃平野など自然豊かな地域の情景も盛り込んだ。
 
 3番まであり、1~3番いずれも「幸福鳥」で結んでいる。幅広い世代が親しめるよう、ゆったりとした曲調に仕上げた。
 
 中川さんは自宅が営巣地に近く、コウノトリの見物に毎日、足を運んでいる。その際、子どもからお年寄りまで楽しめる歌の制作を思い付き、趣味で詩作や音楽活動をしている友人に協力を呼び掛けた。
 
 歌詞は瀬尾シゲコさん(73)=徳島市名東町3、主婦=が考え、山口壽男さん(67)=鳴門市大麻町松村、無職=が曲を付けた。瀬尾さんは「なるべく平易な言葉を使い、歌いやすくした」。山口さんは「楽しく陽気に歌える曲になったと思う」と話す。
 
 徳島市在住の演歌歌手妹尾紀世子さんを中心に、中川さん、瀬尾さんらも加わってCDに吹き込み、知人らに披露する。公開の場で歌う予定はないが、振り付けも検討する。
 
 中川さんは「今後もコウノトリの幸せを願い、応援していきたい」と話している。