コンサート出演に向けて練習に励む虹のメンバー=石井町石井

 県内の障害者らでつくる和太鼓団体「太鼓一家・虹」が、18日に東京都港区赤坂の草月ホールで開かれる「日本太鼓チャリティ・コンサート」(日本太鼓財団主催)で演奏を披露する。県内の団体が出演するのは初めて。メンバーは大舞台を控え「自分たちの魅力が伝わる演奏をしたい」と意気込んでいる。

 コンサートは慈善活動を支援する目的で行われ、徳島、阿波両市の11~27歳の11人と、虹を指導するNPO法人太鼓の楽校(吉野川市)の4人が出演する。冒頭に阿波踊りを取り入れるなど、徳島らしさを強調した「虹の架け橋」(7分)と題した演目で力強いばち裁きを見せる。

 2014年10月に大阪府で開かれた「日本太鼓全国障害者大会」(同財団主催)で、虹のまとまりのある演奏に目を留めた同財団がコンサートへの参加を依頼。今年4月に出演が正式に決まった。

 コンサートには、虹のほか、福井県の無形民俗文化財に指定されている団体や、シニアコンクール名人など5団体・個人が出演する。

 太鼓の楽校の中西渉理事長(56)=吉野川市鴨島町知恵島、児童指導員=は「高い技術を持つ団体ばかりが出演するので、恥じない演奏をしたい」と話す。

 メンバーは出演が決まってから、石井町の障害者施設に毎週日曜に集まり、約6時間の練習に励んでいる。中野智恵莉さん(22)=徳島市末広5、会社員=は「障害を抱えていても良い演奏ができることを伝えたい」と話している。

 虹は、県内の老人福祉施設や各種イベントで年間50回ほど公演活動をしている。

 コンサートは、1998年に始まり、今回で19回目。