藤尾さんが売り出したワイン。無農薬ブルーベリーを100%使っている=美馬市脇町

 美馬市脇町西大谷の農業藤尾良信さん(64)が、無農薬栽培のブルーベリー100%のワイン「熟果の雫(しずく)」を売り出した。地元産ブルーベリーの知名度向上が狙いで、約50本を同市と三好市のスーパーなどに出荷した。
 
 360ミリリットル入り2500円で、アルコール度数は8%。やや辛口の仕上がりで、ブルーベリー独特の爽やかな香りと渋みが特長だ。
 
 早生品種で甘く柔らかい果肉の「ハイブッシュ」と、強い酸味の「ラビットアイ」を2対8の割合で配合。1本当たり約400粒(約500グラム)の果実が使われている。
 
 藤尾さんは2006年からブルーベリーを栽培。収穫期が6~8月と短いブルーベリーの販路拡大へ向け、ジャムやパンなどの加工品開発に力を入れている。ワインにブルーベリー100%の商品が少ないことに着目し、福岡県久留米市の酒造業者に製造を依頼した。
 
 第2弾として、年末に約300本の出荷を目指しており、売れ行きに応じて増産する予定。藤尾さんは「ワインを通して、より多くの人にブルーベリーを味わってもらいたい」と話している。