「いぬねこまもり隊」が開いたふれあい教室で、飼い犬に触れる児童=鳴門西小学校

 県内で捨てられた動物などの保護活動に取り組む有志10人が、子どもたちに動物愛護を呼び掛ける「いぬねこまもり隊」を結成した。幼稚園や小中学校を訪れ、犬や猫との正しい付き合い方を教える講座を順次開催。命の尊さを学んでもらうことで、犬猫の殺処分を減らすことにもつなげたい考えだ。
 
 日本動物病院協会認定「家庭犬しつけインストラクター」の石川かずこさん(53)=板野町川端=の呼び掛けで3月に結成。隊員には、飼い主の代わりにペットを一時的に預かるペットシッターや、犬の毛を刈るペットトリマーなど、動物の世話に関わる人たちが加わっている。
 
 活動第1弾として今月14日、鳴門市の鳴門西小で犬猫とのふれあい教室を開催。石川さんらが犬や猫を連れ、児童362人に正しい接し方を指導した。
 
 犬との事故を防ぐポイントとして「道で出合った飼い犬を触りたい時は、まず自分の拳の匂いをかがせた後、優しく首元を触る」「盲導犬には触らないで」などと説明。聴診器で犬の心臓の音を聞かせたり、犬の体に直接触れてもらったりと、命の大切さを伝える工夫も凝らした。
 
 まもり隊はこうした活動を通じて、子どもたちに動物愛護精神を培ってもらい、安易な遺棄などによる犬猫の殺処分に歯止めをかけたい考えだ。
 
 県動物愛護管理センターによると、センター収容後、殺処分された犬猫は2014年度には1600匹に上る。石川さんは「柔軟な心を持つ子どもたちに、多くの犬や猫が殺処分される現状を伝えたい」と話している。問い合わせは石川さん<電090(5340)0040>。