落ち着いた色合いの浴衣が並ぶ呉服店=徳島市寺島本町西2の絹や

 花火大会や阿波踊りを前に、徳島県内のデパートや呉服店は、浴衣を買い求める女性たちでにぎわっている。今年は紺や白といった落ち着いた色合いの生地に、古典的な柄をあしらった正統派の浴衣が人気。一方で帯や小物はカラフルなものが多く、浴衣との組み合わせ次第で個性的な夏のおしゃれが楽しめる。
 
 古典柄は飽きがこず、日本人が持つ雰囲気になじむとして近年見直されている。呉服店「絹や」(徳島市寺島本町西2)では、紺地や白地に金魚、トンボ、菊、ユリといった古くからある図柄を施した浴衣を取りそろえている。
 
 古典柄をカラフルな色使いで描いたり、水玉やストライプと組み合わせたりして現代風にアレンジした「レトロモダン柄」もあり、特に若い女性に好評だ。
 
 シンプルな浴衣を飾るのが帯や小物。徳島駅前のそごう徳島店の和装売り場「和装三昧たち花」には多彩な帯が並ぶ。表と裏で色が違うリバーシブルの帯は、結び方を工夫すれば裏表の2色を同時に差し色として使うことができる。
 
 小物として、帯の上で結ぶ「飾りひも」を用意。ひもにはガラス玉が付いており、好みの色のガラス玉が選べる。アクセサリーのように着こなしのポイントにする人もいる。
 
 絹やの山田千鶴取締役は「浴衣と帯のバランスを見て自分の雰囲気に似合うものを選んでほしい。洋服とは違うコーディネートの楽しさがあると思う」と話している。