売り場でタブレット端末の操作を確認する道の駅のスタッフ=美波町の「道の駅日和佐」

 徳島県内の「道の駅」15カ所でつくる「四国道の駅連絡協議会徳島県ブロック」は、それぞれの駅で取り扱っている特産品を他の駅の客に通信販売する「四国道の駅どこでもマルシェ」をスタートさせた。買い物客は各駅の売り場から注文できる。道の駅のネットワークを生かして消費者の商品選択の幅を広げ、特産品の販路を拡大するのが狙い。

 各駅に専用のタブレット端末を配備し、15の道の駅がそれぞれのお薦め商品を掲載する。来店した客が端末上で商品を選んで注文し、注文先の道の駅から商品が届く仕組み。欲しい商品の動画や画像を受注側のスタッフにその場で送ってもらうこともできる。

 商品は指定した日に宅配してもらうか、道の駅で受け取る。商品代金とは別に手数料100円と、重さと距離に応じて500~1000円程度の送料が要る。手数料は受注した道の駅の収入となる。

 連絡協によると、山間部にある道の駅では県南の海産物が好まれるなど、他地域の特産品は需要が高い。ただ、定期的に入荷・販売すると輸送費が掛かり在庫を抱えるリスクもあるため、個別の注文に応じる通信販売で取り扱うことにした。

 連絡協県ブロック長を務める「道の駅日和佐」の森本長生駅長は「県内全域にある道の駅のスケールメリットを生かした試み。うまくいけば四国全域に広げていきたい」と話している。