安全保障関連法案に反対し、「戦争するな」とシュプレヒコールを上げる若者ら=徳島駅前

 安全保障関連法案の審議が衆院で大詰めを迎える中、徳島県内の若者たちが12日、徳島市で同法案への反対を呼び掛ける街宣活動を行った。「殺し合いはしたくない」。大学生らは危機感を募らせ、シュプレヒコールを上げながら市中心部を練り歩いた。
 
 徳島駅前で始まった街宣活動には20~30代を中心に約40人が参加。順番にマイクを握り「若い力で一緒に戦争法案を止めましょう」「武力による紛争解決は絶対に許されない」などと通行人に語り掛けた。その後、プラカードや横断幕を持ち、約1時間にわたって周辺を歩きながら法案反対を訴えた。
 
 徳島市上助任町蛭子のソーシャルワーカー塚玲子さん(34)は「違憲と指摘されながら法案成立を目指す安倍総理の姿勢はおかしい。国民の生命や生活を顧みない法案だと思う」。鳴門市鳴門町高島の鳴門教育大大学院博士課程2年戸口太功耶さん(26)は「若い人にとって、決して人ごとではない。もっと安保法案や政治に関心を持ってもらいたい」と話した。
 
 活動は吉野川市鴨島町飯尾の団体職員乾琢也さん(33)が計画。法案の強行採決が現実味を帯びてきたことを報道で知り、知人に呼び掛けて「戦争法案に反対する若者有志の会徳島」を発足させた。
 
 今後も街宣活動や勉強会を続ける方針。乾さんは「全国的にも同様の動きが広がっている。徳島の若者たちの声を国に届けていきたい」と意気込んでいた。